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ところで、法人及び個人事業主の方々は、その事業に関して年一度決算をし、一年間の業績及び決算日現在の財政状況を算定します。これは、「ベニスの商人」の時代からイタリアではおこなわれています。現在の先進国では、その決算書を基に法人税及び所得税等の税務申告を行います。税務申告をするためだけに決算をする訳ではないのですが、現実として税務申告を念頭に決算作業が行われます。
ところが、相続税に関しては如何でしょうか。相続税の税務申告を念頭に個人財産の決算作業(個人財産の棚卸)が行われているでしょうか。確かに相続発生後、相続人によって相続財産の把握は行われます。でも、ご本人様が行うことは物理的にできません。相続人が行います。相続税申告は、相続発生日(ご本人の死亡日)の10ヶ月後に申告期限が到来します。毎年行われるものではありません。一生に一度です。従って、毎年ご本人様が個人財産の棚卸を行っても無駄であるとの考えも成り立ちます。
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